生方うぶ
ずっとこうやって、触ってみたかった
「今も好きって言ったら今度は考えてくれる?」
長年の夢だった教師を辞め、教材制作会社で働く誠(まこと)。
彼女にもフラれ、新生活もうまくいかずボロボロの毎日。
そんな中、クリスマスの街で再会したのは家庭教師バイト時代に面倒を見た元生徒・杏介(きょうすけ)だった。
久しぶりの再会に驚くも、大学寮に帰れないと話す杏介をなぜか連れ帰ることに――。
懐かしい話に花を咲かすはずが、そのまま押し倒されてしまい――?
「昔自分のこと好きだって言った奴、簡単に部屋にあげちゃダメだよ」
酔った身体と弱った心に染み入ってしまう心地よい好意は、流されるには十分で…。
加速する純情に絡めとられる、ずるい大人の遅咲きの恋――。
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