奥黒比呂(おうぐろ・ひろ)はかつてアレーティアという異世界に召喚され、《軍神(マルス)》として仲間と共に国を救い、周辺諸国を征服することで一大帝国を築きあげた。 その後、比呂は全てを捨てる覚悟を決め、記憶を失う代償に元の世界へと帰還する。 日々幸せを謳歌していた比呂だったが、なんの因果か再び異世界に喚び戻されてしまう。 ――そこは、1000年後のアレーティアで!? 自身の築きあげたの栄光が『神話』となった世界で、『双黒の英雄王』と呼ばれた少年の新たな『神話伝説』が幕を開ける!
1000年前に物語の舞台であるアレーティアに召喚された少年。”軍神(マルス)”,”双黒の英雄王”と呼ばれ、常勝不敗をもたらしていた。その後記憶と力の喪失を代償に元の世界に帰還するも、再び喚び戻されてしまう。
グランツ大帝国第六皇女。将来の夢は”女帝”になることだが、人の屍を越えてまでなるものなのかと日々葛藤している。
グランツ大帝国初代皇帝。国が滅びの危機を迎えた際、精霊王に願って救世主(ヒロ)を召喚した。戦争では常に最前線で戦い続けた男であり、獅子心王と呼ばれるヒロの義兄。
異名《軍神乙女(アプロディーテー)》。グランツ大帝国五参家の一角であるブナダラ家の娘。帝立訓練学校を主席で卒業し、第三皇軍の幕僚に最年少で抜擢される。いつも無表情なせいか冷めた印象を受けてしまう。
長命である耳長族(アールヴ)であり、4代目の媛巫女(ひめみこ)。精霊王と対話することができる中央大陸唯一の女性である。
中央大陸で覇をとなえ、大陸の三分の二を支配する帝国。精霊が好む地域が多々存在しており、その領土にふさわしく圧倒的な軍事力を保有している。しかし版図を広げすぎたこともあり、地方まで目が届かず貴族の横暴が激しい。
初代皇帝が精霊王から力を授かり、精製した五振りの宝剣。その名の通り精霊の意志が宿っていると言われている。剣が使い手を主と認めない限り姿を現すことはなく、無理に発現しようとすると呪われてしまう。 現在判明している精霊剣は、 ・炎の精霊が宿り、剣を形取る“炎帝(レーヴァテイン)” ・氷の精霊が宿り、槍を形取る“氷帝(ゲイボルグ)” ・雷の精霊が宿り、斧を形取る“雷帝(ミュルニル)” ・風の精霊が宿り、弓を形取る“風帝(ガンデヴァ)” の四振り。残り一つの精霊剣は長い歴史の中で失われ、どういった武器だったのか資料すら残っていない。
精霊王廟で生産されている精霊の加護を宿した札。高価なことから平民の手に入ることはまずない。
天地人を読みとくことができる眼。対峙した敵の動きが見え、攻撃を避ける動きは他者から見れば一種の極地を思わせる。 比呂は千年前にこの力を使用し、“軍神”と呼ばれるようになった
ISBN:978-4-86554-043-7 2015年5月25日発売 715円(税込)
ISBN:978-4-86554-071-0 2015年9月25日発売 715円(税込)
ISBN:978-4-86554-084-0 2015年12月25日発売 715円(税込)
ISBN:978-4-86554-113-7 2016年3月25日発売 693円(税込)
ISBN:978-4-86554-135-9 2016年6月25日発売 715円(税込)
ISBN:978-4-86554-165-6 2016年10月25日発売 715円(税込)
ISBN:978-4-86554-197-7 2017年2月25日発売 715円(税込)
ISBN:978-4-86554-237-0 2017年7月25日発売 715円(税込)
ISBN:978-4-86554-306-3 2018年1月25日発売 715円(税込)
ISBN:978-4-86554-349-0 2018年5月25日発売 715円(税込)