太っちょな貴族の三男、ミトロフ・ド・バンサンカイ。 食う寝るしか能がないと父に見限られた彼は、家を追放されてしまう。ミトロフは“食費”のため、冒険者として迷宮に足を踏み入れるが、そこは死と隣り合わせの世界だった。 迷宮を探索する中で、偶然出会ったエルフ族の少女・グラシエと成り行きで共闘することになったミトロフ。死闘の末にコボルドを倒した2人は、生物としての位階の上昇――“昇華”を果たす。迷宮の遺物に呪われてしまった少女・カヌレもパーティに迎え、三人は迷宮に潜る日々を送る。 順調に攻略を続けるミトロフたちの前に現れたのは、本来ならば深層に生息するはずのトロルだった。しかも、トロルは迷宮の守護者を"喰らった"異常個体で――。 絶体絶命の状況下で、ミトロフは"貴族"としての矜持を胸に細剣を振るう――! 追放された"太っちょ"な貴族による"優雅"な迷宮攻略譚、第1幕!
太っちょな貴族の三男、ミトロフ・ド・バンサンカイ。食う寝るしか能がないと父に見限られた彼は、家を追放されてしまう。ミトロフは“ 食費 ”のため、冒険者として迷宮に足を踏み入れるが、そこは死と隣り合わせの世界だった。 迷宮を探索する中で、偶然出会ったエルフ族の少女・グラシエと成り行きで共闘することになったミトロフ。死闘の末にコボルドを倒した2人は、生物としての位階の上昇――“ 昇華 ”を果たす。迷宮の遺物に呪われてしまった少女・カヌレもパーティに迎え、三人は迷宮に潜る日々を送る。 順調に攻略を続けるミトロフたちの前に現れたのは、本来ならば深層に生息するはずのトロルだった。しかも、トロルは迷宮の守護者を" 喰らった "異常個体で――。 絶体絶命の状況下で、ミトロフは" 貴族 "としての矜持を胸に細剣を振るう――! 追放された"太っちょ"な貴族による"優雅"な迷宮攻略譚、第1幕!
新興伯爵家の三男坊だったが、怠惰で食いしん坊であったために追放されてしまう。 一通りの貴族としての嗜みは備えており、剣術の才能もそれなり以上にあった。 戦う際は決闘用の刺突剣・レイピアを使い、貴族として身につけたダンスのステップを駆使し、踊るように戦う。
生真面目で義理堅く、責任感が強いエルフ族の少女。 枯れ病にかかった聖樹の治療薬の材料を求めて迷宮を訪れる。 ミトロフを助け、ミトロフに助けられたことで信頼関係を築き、行動を共にすることとなる。
迷宮から産出された遺物の呪いにより、身体がスケルトンになってしまった少女。 他者に優しく、献身的。 呪いを解く手がかりを求め、ミトロフたちと共に迷宮に潜る。
ミトロフの友人となる冒険者の少年で、新進気鋭のパーティー“狼々ノ風”の若きリーダー。 明るく快活、純情で無鉄砲、思いやりと義に厚く、へこたれない負けず嫌い。
ミトロフが大浴場で出会う常連客。 その素性は知れないが、見るからに只者ではない雰囲気を醸し出している。 非常に理知的で、迷えるミトロフによくアドバイスをくれる。