〝葬霊師〟――それは、この世とあの世の間に存在する死者の世界“狭間”で、未練に囚われ悪霊となった魂を葬る者。黒衣の少女アリスは、その葬霊師としてどんな武器も魔法も通じぬ悪霊たちと静かに相対し続ける。すべては生き別れた兄・オルディスへ至る道を照らすため――「もし会えたら私は彼を殺すわ」迷える魂を送りながら、アリスは今日も〝狭間〟を渡る。黒衣の乙女が嘆き彷徨う死者を祓うゴシックファンタジー開幕。