僕とあやかしの365日 3
ころりよ
僕が“生きて”いたこと 君が証明してくれる
「僕が“生きて”いたこと 君が証明してくれる」
矢の呪いを背負った大妖怪・コチと12歳で死ぬ呪いがかけられている光晴。
互いの呪いを解くべく奔走するなかで、光晴は自身にかけられた呪いの正体を知る。
それは――
「みんなの中から自分という存在が“死ぬ”」こと。
12歳の誕生日が近づくに連れ「光晴と過ごした記憶」がみんなの中から抜け落ちていき、遂には彼の存在を思い出せなくなってしまう。
待ち受ける運命に抗うべく、光晴はあらゆる手を尽くすが残された時間は少なくなっていき――…。