本日はこのような場を用意していただきありがとうございます。
『俺にトラウマを与えた女子達がチラチラ見てくるけど、残念ですが手遅れです』2巻の宣伝を担当させていただくことになりました三条寺涼香と申します。
関係者各位におかれましては、多大なご尽力を――え、固いですか?
仕方ないでしょう! 私こういうの苦手なんです。年賀状だって毎年筆ペンで手書きですし、固いと言われても、SNSなどもやらないのでイマイチ勝手が分からなくて。若者向けとかトレンドにも疎いですし……。
そもそもどうして私なんですか? こんな地味な女に華やかな宣伝など務まるはずがないんです! そうだ、相馬さんとかが向いているのではありませんか? え、炎上しそうだからダメ? 彼女はそんなタイプに見えませんが……。
コホン。では、気を取り直して見所を紹介していきましょう。
2巻では私の友人であると同時に共犯関係でもある彼女、『氷見山美咲』さんと九重君との関係が大きくフィーチャーされることになります。
友人として、見ていられないほど落ち込んでいた彼女も、最近は少し以前の明るさを取り戻しつつあります。ずっと心配していただけに安堵しますが、美咲さんが胸の奥底に仕舞い込んでいる暗い闇を、九重君が晴らしてくれることに期待しましょう。
一方、家族関係にも重大な転機が訪れることに。彼の母親である『九重桜花』さんとの――えぇ!? 不謹慎だわこんなの! 許しませんからね! 私が正しい道に戻しますから!
私は学習したんです。教育に大切なのは生徒達に対する『愛』だと。あの頃の私には『愛』が足りませんでした。問題を乗り越えるだけの深い『愛』が。理念を掲げるばかりで足元が見えていなかった。恐れていたのです。同じ過ちは繰り返しません。ですから今度は私が彼を――(三時間経過)
私としたことが、つい熱くなってしまいました。
学校では密かに九重君を排斥しようとする動きが起こったりと、相変わらず波乱に満ちていますが、そんな周囲とは裏腹に九重君は全く気にしていなさそうなのが、彼らしいと言えば彼らしいのかもしれませんね。
失った時間を取り戻すように、硯川さんや神代さん達との交流を深めていく中、九重君の心境にも変化が。いつしか変わってしまった自分と向き合いながら、彼はついに答えを見つけて彼女の元へと向かいます。
そこで明らかになる真実とは――?
必死で取り戻そうと藻掻く彼の周りにはいつも大勢の人が集まります。
トラブルばかりに見舞われる一方、彼に手を差し伸べる存在も大勢いて……。
良くも悪くも人を惹きつける彼と周囲とのハチャメチャなラブコメが更に加速していく第2巻。是非、お楽しみいただけると幸いです!
ふぅ、これで良いのでしょうか?
え、アクセス数を稼ぐのに画像を掲載する?
これ、裏アカというコーナーなのよね? 確か裏アカって……。
わ、分かりました! 仕方ありません、これも宣伝の為です!
さぁ、どうぞ!
…………やりすぎ?
センシティブな投稿で表示されない? 検索エンジンから広告を剥がされる?
私、なにかやっちゃいました? その台詞がまずもう駄目って、どういうことですか? ちょっと待ってください! 承認欲求不満先生ってなんですか九重君! 心外です、心外ですよそれは! それとその写真どうするつもりです? 拡大印刷して飾る? それだけは止めてください! 待ちなさい! ねぇ――